せきがでる病気

急性気管支炎

☆★症状・特徴★☆
・気道は鼻〜のどを上気道。のど周辺を中気道。気管〜肺胞を下気道と呼びます。

・上気道に炎症を起こし(かぜ)、気管支にまで炎症が及ぶ事を気管支炎と言います。

・初めはかぜと同じでくしゃみ・鼻水・コンコンと乾いたせきですが、たんが絡んだよう
 な湿ったせきに変わります。

・ゼロゼロ・ヒューヒューと見てる方が苦しくなるような呼吸になります。

・寝入りや寝起きに激しくせき込みます。

☆★ケア法★☆
・安静・保湿に気をつけ、消化のいい物を与えましょう。

・たんを出しやすくするため水分補給に心がけましょう。


急性肺炎

☆★症状・特徴★☆
・肺胞に炎症を起こす事を肺炎と言いますが、気管支炎が進行して肺炎を起こす事が
 ほとんどです。

・肺炎は大きく分けて細菌性肺炎ウィルス性肺炎に分かれます。

細菌性肺炎はせき・高熱・早く浅い呼吸・チアノーゼが症状として出てきます。入院
 治療が必要になる場合もあります。

ウィルス性肺炎は細菌性肺炎を合併しなければ、少し重いかぜ程度で済み、1〜2
 週間で治ります。

☆★ケア法★☆
・室内の保温・保湿に気をつけましょう。

・水分を充分に与えましょう。

・肺炎は細菌・ウィルス・カビ・微生物・化学物質などが原因でその病原菌に合わせて
 薬が処方されます。きっちり薬を飲みましょう。


マイコプラズマ肺炎

☆★症状・特徴★☆
・3才〜10才でかかりやすい病気です。

・マイコプラズマという微生物が原因で起こる肺炎です。

・38℃〜39℃の熱が4日〜1週間ほど続きますが、微熱が長く続くこともあります。

・熱・せきがしつこいのが特徴ですが、わりと元気で軽症なら
 入院の必要もありません。

・オリンピックイヤーに流行ると言われ周期的な流行があります。

・まれに、中耳炎・気管支炎・発疹・髄膜炎・心臓障害を起こす事もあります。

☆★ケア法★☆
・安静・保湿・保温・水分補給に心がけましょう。


肺結核

☆★症状・特徴★☆
・結核菌が肺に感染して起こります。

・初期症状はほとんどなく、食欲不振・消化不良・発熱・体重の減少で気づきます。

・患者数は減りましたが、赤ちゃんの場合は結核性髄膜炎を起こし命にかかわります。

☆★ケア法★☆
・BCGの予防接種を受けましょう。

・結核は身近な人から感染するので、長くせきをしてる人に接触しないようにしましょう。

・病巣の切除手術をする場合もあるので、医師の指示に従いましょう。


百日せき

☆★症状・特徴★☆
・三種混合ワクチンを接種していない低年齢の乳幼児にかかりやすい病気です。

・一度かかると一生免疫が得られます。

・名前の通りはげしいせきが長期間でます。

・せきの経過からカタル期・痙咳期・回復期に分けられています。

・カタル期
 2週間の潜伏期の後、せきが出始めます。
 10日ほどすると夜激しくせき込みます。
 この時期に治さないとせきが数ヶ月続きます。

・痙咳期
 単発だったせきが発作のように連続するようになります。
 たんが出せない乳幼児は窒息状態になるので注意が必要です。
 ほとんど熱はなくせきだけで、せきが出てないときは元気です。

・回復期
 夜間のせきが少なくなり回復に向かいます。
 しかし、百日せき菌に肺まで侵されると百日せき肺炎になり、
 たんが肺に詰まり命にかかわります。

 
☆★ケア法★☆
・三種混合の予防接種を受けましょう。

・せきを誘発(泣く・興奮する・ほこり・煙など)することは止めましょう。

・お腹がいっぱいになるとせきが出やすいので、少量づつ数回に分けて与えましょう。


気道内異物

☆★症状・特徴★☆
・病気ではなく事故ですが、物をつかんで自分の口に入れることができるようになる
 生後5ヶ月からよく見られます。

・異物が肺に入ると肺炎を起こし異物が取れるまで何度でも肺炎は繰り返し起こります。

☆★ケア法★☆
・子供の手が届くところにたばこ・薬・豆・おもちゃの部品などは置かないようにしましょう。

・何か飲み込んだと思ったら、足を持ち逆さにして背中を叩き異物を取りましょう。

・出ない場合は急いで病院に連れて行きましょう。

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